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技術情報
2015/12/24

真空注入成型または真空注型(注型)の樹脂

マトリックスブログ

注型では主にエポキシ系、ウレタン系2液性の熱硬化性樹脂を使います。主剤、硬化剤を注型機の真空状態の中で混合撹拌し脱法しながら型に流し込みます。それだけですと樹脂自体は粘性が高いので流れて行かないので真空状態から大気圧を戻す力により隅々まで流れるようになります。
注型が始まった当初は樹脂もあまり良く無く、出来栄えも気泡残りが多かったり、すぐ割れたりしていましたのでNG率が高かったと思います。
現在の樹脂は高強度で気泡抜けも良く本物のプラスチックに近いレベルまで来ています。樹脂は年々、国内や海外メーカーなどが開発していて日々進化しています。

ABS相当、アクリル相当、PP相当、エラストマーゴムなどが主に使われております。